■トランス脂肪酸の害
トランス脂肪酸は取りすぎると心臓病、生活習慣病になるといわれてます。
世界ではトランス脂肪酸の規制がきびしくなっているのに
日本ではかなり遅れています。
なるべくとらないように自分で気をつけるしかないのです。
■トランス脂肪酸とは?
トランス脂肪酸は、構造中にトランス型の二重結合を持つ不飽和脂肪酸。
天然の動植物の脂肪中に少し存在する。水素を付加して硬化した部分硬化油を
製造する過程で多く生成される。マーガリン、ショートニング、ファットスプレッドは
そうして製造された硬化油です。(ウィキペディアより)
かんたんに言うと天然にはほとんど存在しない油です。
だから体はトランス脂肪酸に対処できません。
アメリカでは約20年ほど前から問題視されており、2018年には食品への使用規制が適用されました。
カナダでは2018年にすべての食品の製造・輸入販売が禁止。
アジア各国でも表示義務や使用禁止。
日本に規制はない
■なぜ日本は規制しないの?
WHO(世界保健機関)の基準ではトランス脂肪酸摂取量は総エネルギーの1%になっており、
日本に当てはめると1日2gになります。日本の平均は1日約1gでした。だから規制はしないのです。
過去の統計でパンが好きな日本人は7割を超えていて、パンによく含まれている
トランス脂肪酸を食べ続けて本当に大丈夫なのか?
■トランス脂肪酸に気をつけよう
WHO(世界保健機関)は2023年にすべての食べ物からトランス脂肪酸を取りのぞくと
言っており、日本もいずれなくなる方向でしょう。
各国が規制を強化しているのに日本が主体性を持たないでいる状態がいいとは思いません。
主体性のない日本の規制に消費者が気をつけて、原材料を確認したり、
書いてない場合は店の人に聞いたりして、自分で身を守るしかないのです。
〈参考〉農林水産省HP
CNN.co.jp 2018年