■外国産小麦と国産小麦
外国産小麦と国産小麦の違いの一つに農薬の問題があります。
外国産小麦製品の約7割から除草剤の「グリホサート」が検出されました。
(農民連食品分析センター調べ)
国産小麦からは検出されていません。
■なぜ「グリホサート」が検出?
プレハーベストという言葉を知ってますか?
(小麦の収穫前に除草剤「グリホサート」を散布することで小麦を枯らし、
収穫をしやすくすることをいいます)
WHO(世界保健機関)の専門組織、国際がん研究機関は、
グリホサートの発がん性を認めている。
検査では輸入されたアメリカ産小麦97%、カナダ産小麦100%から
「グリホサート」が検出されてます。
■国の安全基準は大丈夫?
外国産小麦を扱う大手製粉会社は、国が安全性を確認しているので問題はない
というものでした。
「グリホサート」が人間にどんな影響を与えるか科学的に証明するには
相当な時間がかかり、長年の微量摂取の危険性などわかった時、
手遅れではないでしょうか?
元農林水産大臣の山田正彦さんは「アメリカでは、女性たちが食品会社や
スーパーなどに対し、農薬を使わない有機食品の製造や販売を求めた結果、
多くのスーパーで有機食品が販売されるようになっています。子どもに
有機食品だけを食べさせるようになったら、年間の医療費が10分の1以下に減った、
という報告もあります。日本でも、消費者の行動で市場を変えられるのです」
とは言っても国産小麦を扱っている食品は圧倒的に少ないし、値段も高い。
毎日のことだから難しいと言う意見が多いでしょう。
■国産小麦を選びたい
国産小麦からは「グリホサート」が検出されていません。
消費者が少しでも国産小麦製品を選択していけば市場を変えていけます。
市場が増えれば国内農家さんの需要も増えて、価格も下がるでしょう。
いつもの小麦食品の1品は国産小麦にする事からはじめませんか?
〈参考〉農民連食品分析センター
女性自身 2019年1月